Yuto Yagi in front of a "We help people get jobs" signIoTやビッグデータの活用が進むIT業界において、近年さらに重要性が高まっているデータアナリスト。データ解析に関する専門職として、多くの企業で注目されています。

世界No.1の求人検索エンジン*Indeedの日本法人Indeed Japan(以下、Indeed)は、営業やクライアントサクセス(CS)など社内の各部署と連携して課題解決に取り組む、ビジネスインテリジェンス(BI)アナリストのポジションを設置。社内の豊富なデータを駆使しながら、新たな戦略も策定していきます。

今回は、グローバルなチームでデータ分析に取り組むBIアナリストに、入社後の働きやすさや、多様なメンバーでシナジーを発揮するIndeedのカルチャーについて聞いてみました。

*出典:Comscore 総訪問数, 2021 年 9 月

Yuto Yagi

2022年にIndeed Japanへ入社し、営業やクライアントサクセスなどのビジネスチームに向けたデータ分析を担当。入社前はコンサルティング企業にて多様な業界への戦略立案やDXに従事。大学ではComputer Scienceを専攻。

 

様々な業界を見て再認識した、テック企業の魅力

ーー学生時代には、どんなことを学んでいましたか?

大学ではコンピューターサイエンスと経済学を専攻しました。ITの世界に興味があったので、夏休みにはいくつかのテック企業でインターンに参加し、エンジニアリングチームでの仕事を実際に体験しています。主に検索機能の改善に取り組んでいたのですが、実際の事業運営にはプロダクト以外にも様々な要素があることを知りました。効率的に全体のパフォーマンスを高めるためには、経営のことも体型的に学びながら、もっと広い視点でビジネスに携わる必要があると感じたのです。

その想いを叶えるべく、卒業後は外資系コンサルティングファームに入社。新規事業や組織改革に関わる戦略立案はもちろん、DXの実行支援にも携わっていました。多様な業界のクライアントを担当することで、企業の課題解決についての知見を深められたと思っています。

 

ーー転職しようと思った理由を教えてください。

様々なクライアントを担当するなかで、テック企業の良さを再認識したからです。意思決定の速さや、風通しのいい社風など、IT業界ならではの魅力を感じることが多くありました。自分がかつてインターンとして働いていた頃も思い出し、またテック企業で働きたいと考えるようになったのが転職のきっかけです。

ーーIndeed Japanに入社しようと思った経緯を教えてください。

テック企業の中でもIndeedは、学生時代から気になっていた会社でした。今まであまり募集のなかったビジネスインテリジェンス(以下、BI)のデータアナリストのポジションに目が止まり、すぐに応募しました。データを分析・活用しながら、課題を解決していく仕事に興味があったのです。

それに、Indeedのようなコンシューマ向けテックは、コンサルティング企業よりもユーザーとの距離が近いので、携わった仕事が社会にどのような影響を与えているのか実感できます。自ら手を動かして事業運営していく方が、改善の効果を感じられると思いました。

 

ーー面接ではどんなことを感じましたか?

Yuto Yagi

将来のキャリア実現も含めて色々話しましたが、Indeedの社風やカルチャーに共感する部分が大きかったです。「We help people get jobs.」というわかりやすいビジョンが社内に浸透しており、それを実現するために組織が一体感を持って成長できることがすごいと思いました。

また、社内で活躍するメンバーの国籍やバックグラウンドが多様なことを知り、自分に合った職場だと感じました。前職の外資系企業でも多様性を受け入れるカルチャーが心地良かったので、転職先でも同じような環境で働きたいと思っていたのです。Indeedは業務内容だけではなく、環境面でも希望に合った職場でした。

 

スムーズに仕事を覚えられるドキュメンテーション文化

ーー現在の業務内容について教えてください。

社内の色々な部署の課題を、データを駆使して解決しています。所属はBIの組織内で日本などアジア太平洋全域を見ているAPAC(Asia Pacific)というチームです。日々の業務は部署内で行いますが、データを活用することで解決できる課題がある場合に、私たちと連携して一緒にプロジェクトを進めていきます。

私たちのAPACチームは、マーケティング、セールス、ファイナンスなど、ビジネス寄りの部署と連携しています。それとは別に、プロダクトと連携するチームもあります。全体を部署横断で見ていきます。

 

ーー具体的には、どんなソリューションを提供していますか? 

アウトプットの一例は、年次や四半期ごとに設定されるOKR(Objectives and Key Results)の目標に対する進捗状況が一目でわかる、ダッシュボードを作ることです。その他にも、チームの組織体制を変更するときには、売上への影響をシミュレーションしています。各部署の担当者から寄せられる課題に対しては、必要な数字やデータを提示し、そこで気になったところをさらに深掘りしていきます。その内容を各部署の担当者が最終的な戦略策定につなげていきます。

具体的なアウトプット様式としては、課題を解決するためのシステム・ツールの改善だったり、レポーティングだったりと様々です。各部署の業務内容を理解し、社内にいる各分野の専門家たちとも連携しながら、プロジェクトを進めていきます。

 

Yuto Yagi

ーー仕事を覚えるまでに苦労したことはありますか?

社内にドキュメンテーション文化が根付いていることもあり、全く苦労することはありませんでした。コロナ禍で最初のオンボーディングは全てオンラインでしたが、わかりやすいマニュアルを活用しながら、とてもスムーズに社内ツールや開発環境のことを学べました。

入社前は3〜4か月間のオンボーディングを想定していましたが、OJT(On the Job Training)とマニュアルで多くのことを吸収できたので、入社後1か月ほどで最初のプロジェクトへ参画しています。その後もマネージャーから綿密なアドバイスをもらいながらプロジェクトを進め、現在は自分がオーナーシップを持って取り組めるようになりました。立ち上がりが早いのは私たち東京オフィスだけではなく、他のオフィスでも同じ状況のようです。

 

ーー前職との違いをどのように感じていますか? 

前職はある程度決められた枠の中でしっかりと成果を出す、最初にやると決めたことを実行に移すのが仕事でしたが、事業会社に自分がメンバーとして入ってると、そもそもの決められた枠が存在しません。今まで一緒に働いたことのないチームのメンバーとも話しながら、面白いことがあったらすぐに新たなプロジェクトがスタートすることもあります。事業と紐付けて自由に発想できるので、とても面白いと感じています。

 

ーーIndeed Japan入社後に、どんなスキルが高まったと感じていますか

自分の書いたコードを優秀なメンバーから丁寧にレビューしてもらえるので、技術的なスキルが上がっていくのを感じます。それに、私が他部署との窓口になり悩みや課題をヒアリングすることで、課題を具体化して解決案を導き出す能力や、プロジェクトマネジメント的な能力も高まっていると実感します。

Indeedはオーナーシップを重視する会社なので、データアナリストとして言われた数字を調べるだけではありません。解決策を色々と考えて相手に伝えることも、当たり前に行っています。また、業務における意思決定にも、データアナリストやエンジニアが積極的に関わることができます。

 

グローバルなチームで連携しながら、課題解決に取り組む

ーー多国籍なチームでどのようにコミュニケーションをとっていますか?

アメリカ、オランダ、中国など多様なバックグラウンドを持つメンバーが在籍していますが、コミュニケーション言語は英語が基本です。リモートと出社を組み合わせたハイブ

リッド勤務で、ビジネスチャットを利用してスムーズにコミュニケーションをとっています。わからないことがあれば、社内でチャットで質問してすぐに詳しいメンバーから回答を得ることができます。

私たちのチームでは、2週間に1回ほど「Learn and Tell」というお互いを理解できる交流会をオンラインで開催しています。プロジェクトの近況を報告して意見交換したり、プライベートな話題で盛り上がることもあります。リアルで会うことが少ないメンバーでも、お互い知っているような感覚で自然にコミュニケーションをとれますね。交流会の内容はチームによって様々で、ボーリングなどのアクティビティで関係を深めているところもあります。

 

ーー日々のコミュニケーションで苦労したことなどありますか?

グローバルな環境で仕事を進めにくいと感じることは全くありません。むしろ、オープンマインドで新たな施策を自由に考えて実行に移せます。

Yuto Yagi

日本企業との違いでいうと、「空気を読む」という感覚がないことですね。ビジネス上の意見や要望をお互いに察するのではなく、しっかりと言語化して伝える必要があります。その際にもIndeedのドキュメンテーション文化が役立ちます。議論の前提となるルールや仕組みを、マニュアルなどでスムーズに理解できるからです。

社内の意思決定についても、どこで誰が何を決めるのか明確に規定して、ドキュメント化しています。情報の透明性が高いので、他社であれば他のメンバーに確認しないといけない場面でも、Indeedなら社内のデータベースなどですぐに情報を調べられます。日々の業務をスムーズに進められるので助かりますね。

 

ーーグローバルな環境で得られるメリットについて教えてください。

多様なバックグラウンドを持つメンバーと一緒に働くことで、自分の視野が広がることは大きなメリットだと思います。日本で普通に暮らしていた

ら気付けないことも多く、国際的な感覚に刺激を受けることがあります。そもそも、こんなにグローバルな企業が東京にあることに驚きましたね。

 

ーー社内の制度や環境面で、働きやすさを感じることを教えてください。

一人ひとりの裁量が大きく自由に働ける文化が浸透しているので、日々の業務を進めやすいです。他の部署から仕事を一方的に投げられることはなく、常に目的や課題を共有してもらいながら、取り組むことができます。例えば、エンジニアとデータアナリストでは求められるスキルは異なりますが、同じ目標や課題に向かって協力するので連帯感がありますね。フラットに意見を言い合える関係なので、同じチームとして課題解決に取り組めることにやりがいを感じています。

また、Indeedには月1回平日に会社独自の休日「YOU Day」や、上司の承認があれば日数無制限で有給休暇を取得できる「Open PTO」という制度があります。健康を維持するための有給休暇が推奨されているので非常に助かります。周囲のメンバーを見ていると、しっかりと成果にコミットしながら有給休暇を積極的に活用していますね。

 

中長期的には、海外マーケットの成長にもコミットしていきたい

ーーチームでどのように目標設定をしているのでしょうか?

業務内容が基本的に他のチームをサポートすることなので、それぞれのプロジェクトや他の部署の目標に紐づいた内容が多いです。例えばセールスと連携していればセールスの目標に、CS(クライアントサクセス)のプロジェクトならCSの目標に貢献するため、定量的な数値を設定していきます。また、取り組むプロジェクト自体も与えられるだけではなく、自ら提案して事業インパクトを考えながら優先度をつけて順番に進めていきます。

 

Indeed Sign ーーIndeedでは、ミッションやビジョンが社内にしっかり浸透していますが、その理由はどんなところにあると感じていますか?

リーダーの手腕も大きいのではないでしょうか。四半期ごとに全従業員に会社の戦略や目標を伝えるオールハンズミーティングを行っていますが、そこでCEO(Chris Hyams)がビジョンやミッションを交えながら目標を話しています。世界同時のみではなくリージョン(地域)ごとの開催もあり、日本向けのQ&Aセッションもあるので、リーダーの考え方を知ることができます。

 

ーーIndeedはどんな人に合っていると思いますか? 

自分で裁量とオーナーシップを持って仕事をしたい人には、これ以上ないほど最適な環境だと思います。国内で働いていたメンバーだけではなく、海外からいきなりジョインする方も多いですね。Indeedはあらゆる多様性を受け入れる社風なので、どんなバックグラウンドを持ったメンバーでも快適に働けるのではないでしょうか。

 

ーー今後の展望について教えてください。

Indeedを日本でもっと多くの人に使ってもらえるよう、事業成長に貢献していくことが第一の目標です。日本国内では採用難が叫ばれていますが、AIなどテクノロジーを活用することでまだまだ可能性のあるマーケットだと思います。国内で成功した施策は他国に横展開できることもあるので、中長期的には海外マーケットの成長にも貢献したいと考えています。