Indeed には「Inclusive Resource Groups (IRGs)」と呼ばれる、従業員が任意で所属することが出来るコミュニティーがあります。Indeed のIRGsはもともと、IT業界で参画人数や権利擁護などの面で、自分たちの代表者がいない、または社会から疎外されてきた人たちのために組織された従業員主導のグループで、ダイバーシティ、インクルージョン、および帰属意識をテーマとした活動を行っています。Indeed では、IRGsを通じて、従業員固有の経験、視点、熱意を活かし、Indeed 社内、および求職者と採用企業との間で、インクルージョンと帰属意識を推進しながらビジネスを成長させたいと考えています。

今回は、その中の一つである国際インクルージョングループ(International Inclusion Group)の活動についてご紹介いたします。国際インクルージョングループは、「職場におけるインクルージョンを支援、促進することで、多国籍文化を尊重して仕事に活かしていく」ことを使命に掲げ、社内の有志メンバーによって運営されています。

APAC(インド・オーストラリア・シンガポール・日本の4か国)のCo-ChairであるYao Yaoさんにグループの活動についてインタビュー致しましたので、是非ご一読ください(本インタビューは英語で実施し、記事には日本語訳を掲載しています)

Yao’s profile:

中国出身のプロダクトサイエンティスト。SMB(中堅・中小企業)組織に所属。データアナリティクス、ABテスト、試作モデルのサポート・実行などを担当。2017年に来日、来日前はシンガポール・アメリカ・スペインにも在住経験があり、グローバルで活躍するプロダクトサイエンティスト。

Indeedに入社したきっかけは?

昔から日本の歴史や、アニメ・音楽といったカルチャーにとても興味がありました。また、海外での生活も長く、いつかは日本でも暮らしてみたいという思いを持っていました。しかし、自分自身の日本語のレベルや、慣れない日本の職場環境で働くことに不安があり、行動にうつす決意ができませんでした。そんな中、Indeed は、外国籍の従業員にとっても、言語の問題など含め働きやすく、会社が従業員を大切にする社風であると聞き、入社を決意しました。

国際インクルージョングループに入ったきっかけは? 

Indeed には、外国籍の従業員も多く在籍しているので、お互いがサポートし合える環境や文化がもっとあればいいなと思っていました。日本で働く外国人の一人として、仕事以外でも大変なことや分からないことに日常的に直面します。従業員同士でサポートし合うことで、互いの理解も深まり、多くのことが学べるのではないかと思い、国際インクルージョングループに2019年に参加しました。2021年現在は他の5名のリーダーと共に企画・運営をしています。

国際インクルージョングループの活動について教えてください。

2019年はIndeed 恵比寿オフィスのリーダーとしてグループの活動に参加していました。その当時はメンバーも少数だったため、Asian Networkという他のIRGのグループと共に、異文化への理解を深めるための知識共有を目的とした、旧正月や七夕のイベントを企画しました。他にも、Japanese Support Groupという日本語を母国語としない従業員向けの言語サポートプログラムの運営もしています。日本語を得意としていない従業員の電話サポートや、書類作成、通訳などを日本人メンバーがヘルプしてくれます。直近では、2020年7月から「Language Exchange Program」を新しくスタートしました。このプログラムは、学びたい言語と教えることができる言語でマッチングを行い、ペアもしくはグループで言語学習をします。国際色豊かなIndeed の職場環境を活かしたプログラムになっており、Indeed の日本オフィスで働くすべての従業員が参加することができます。新型コロナウイルスの影響でフルリモートでの実施でしたが、80名以上もの従業員が参加し、大成功をおさめることができました。海外のIndeed オフィスからも注目を集め、2021年には、世界中のIndeed オフィスまで拡大し、現在は、300名以上の従業員が、国・オフィスの枠をこえて参加しています。とても誇らしく思っています。

国際インクルージョングループの好きなところは?

ダイバーシティ・インクルージョンとは何を意味するのか?について考えることで、視野が広がったことです。国際インクルージョングループに入ってから、バイアスをかけず公平に物事を見ることができるようになったと感じます。具体的にいうと、英語で大勢の人に呼びかけするときは”You guys”という言葉を使用するケースが多くありますが、これはジェンダーの視点からは避けることが好ましく、代わりに”Folks”と言い換えるのが適切です。言い換えることで、ジェンダーに関係なく使用ができます。私たちは無意識に人を傷つけていたり、不快にしていることがあるということに気付かされました。国際インクルージョングループの活動を通して、知識だけでなく、オープンマインドでいること、思いやりを持つこと、自分の見方や考え方を意識してみること、そしてニュートラルで自然体でいる大切さについて学ぶことができました。

将来のIndeedianにメッセージ

Indeed のオフィスにはフリースナックやゲームルームがあるということはもちろん魅力の一つです(笑)しかしそれだけでなく、Indeed では国籍や肌・髪の色などに関係なく「本当の自分でいることができる」多様性を柔軟に受け入れてくれる文化があります。仕事上のスキルを学ぶだけでなく、内面の自己成長をしたいと考えている人、そして社会を変えたいと思っている人にとって、とても素晴らしい職場だと思いますので、是非ご検討ください。