Indeed の譲渡制限付株式ユニット(RSU)について

Indeed は、2021年、長期的に業績アップに貢献している従業員への報酬として、譲渡制限付株式ユニット(RSU)の交付制度を導入しました。

 

RSUとは

RSU (Restricted Stock Units) は、自社株の形で交付される株式ベースのインセンティブです。Indeed では、親会社であるリクルートホールディングスの株式が、RSUとして交付されます。なお、リクルートホールディングスの株式は、東京証券取引所で取引されています(証券コード6098)。 

 

RSU長期勤続インセンティブプログラムには、次の3つの目的があります。

  • 従業員が経営者の視点で考えるようにするため
  • 従業員のインセンティブを Indeed の業績と連動させるため
  • 従業員に会社のパフォーマンスに応じたインセンティブを提供するため

 

Indeed ではなくリクルートホールディングスの株式なのはなぜですか? 

Indeed は、2012年にリクルートホールディングスに買収され、完全子会社となりました。そのため、Indeed の株式は非公開です。Indeed は、リクルートのHRテクノロジー戦略ビジネスユニット(SBU)で大きな役割を果たしています。HRテクノロジーSBUはリクルートホールディングス全体の成長を強く牽引しており、その結果としてリクルートの株価上昇に大きく貢献しています。 

 

RSUの付与はどのように実施されますか?

従業員へのRSUの付与は、株式付与に関する契約書を通じて行われます。この契約書には、従業員に付与されるユニット数が明記されます。初回の付与日は、その従業員が Indeed に入社した最初の四半期が終了した後、翌四半期の2か月目の初日と決まっています。したがって、入社日が翌四半期にずれ込んだ場合は、RSUの付与日も変わります。

たとえば、2021年2月10日に入社した従業員には、最初のRSUは2021年5月1日に付与されます。その後、段階的に残りの株式を受け取り、リクルートの決算情報が公開される前6週間のブラックアウト期間を除き、ご自身の裁量で売却することができます。

入社時期による最初の付与日

RSU grant schedule

 

ユニット数の計算方法

付与されるユニット数は、付与日前日のリクルートホールディングスの株価終値に応じて決まります。以下の例をご覧ください。

  1. 2021年第1四半期に入社した従業員に、2021年5月1日に付与されるRSUの付与額:約$4,000(取締役会の承認を前提とします)
  2. 日本円から換算した4月30日の終値:$42.17 
  3. 付与されるRSUのユニット数:94 (RSUの付与額を換算した終値で割り(4,000÷42.17)小数点以下を切り捨てます)

Calculating RSU value

 

RSUの権利はいつ確定しますか?

RSUの権利確定スケジュールは、カナダを除き、Indeed が拠点を置くすべての国で共通です。付与されたRSUは、権利確定日ごとに段階的にリクルートホールディングスの株式となります。

 

権利確定スケジュール(カナダを除く)

  • 4年にわたって段階的に権利が確定
  • 付与日から1年後に25%の権利が確定
  • その後3年間で四半期ごとに6.25%ずつ権利が確定 

 

カナダにおける権利確定スケジュール

  • 3年にわたって段階的に権利が確定
  • 付与日から1年後に33.3%の権利が確定
  • その後2年間で四半期ごとに9.524%ずつ権利が確定 

Vesting Schedule

 

株式はいつまで有効ですか?

権利が確定した株式は、売却や移管の指示があるまで従業員の口座に保有されます。Indeed を退職した場合でも、株式を売却する義務はありません。ただし、株式を受け取るには、権利確定日に在籍している必要があります。権利確定日より前に退職した場合、権利確定していない株式はすべて没収されます。

 

Indeed の福利厚生について詳しく知りたい方は、こちらをご確認ください。